31.看板材の研摩仕上げ用電動工具の話

 今回はカット加工済みの看板材を、研摩などで仕上げる電動工具の話です。下の画像はその3種の電動工具で、名前は画像に記載の通りです、2枚目は底面を撮った画像です。

【 電動カンナ 】

 読んで字のごとく、電気で動く鉋(カンナ)です。下画像底面が水平になっていますが、一箇所隙間が空いており、スイッチを握りながら木地表面を滑らすことによって、回転刃2枚が高速で削って仕上げます。刃の深さも自由に調整できます。

 主に看板材の表面が粗い場合や反り修正に使います。なお、木目が逆目などの方向では表面に細かい凹凸ができることも多いので、削る方向には注意が必要です。

 

【 ベルトサンダー 】

 電動カンナで木地表面を水平にした後で、ベルトサンダーを使って木地表面を研摩します。名前のようにサンダー部分がベルトの輪になっており、それが高速で回転しながら木地表面を滑らかに仕上げます。最初は電気カンナでの削り跡が残っていますので、40番で粗仕上げ、ついで60番、更に120番などで木地表面全体を仕上げます。

 ベルトサンダーは強力で、手前側の取っ手と上部先端前部を両手でしっかり持って前後に動かしながら研摩します。

 

【 ランダムオービットサンダー 】

 ランダムオービットサンダーは底面に円形のサンドペーパーを貼り、高速で回転させて研摩する電動工具です。60番、120番、240番などを順次使って仕上げます。240番で仕上げると表面はほぼツルツルになります。

 片手で扱えるので、曲面部分のミミ(表皮部分)や木口面(カット面)などの研摩仕上げにも重宝しています。

 

 看板製作工程のクリアの木地保護仕上げ塗装は木地表面の色合いや木目などを鮮明にするので、その時に、表面に削り跡などがわずかに残っているのを発見することもあって、看板制作工程での木地の研摩仕上げは重要であることを再確認することもあります。2度手間にならぬよう丁寧に研摩仕上げをいつも心がけています。