看板制作では文字などのレイアウトはとても重要です。特に両サイドや上下などのミミ(表皮)付きの看板材は自然が創り出した素材ですので、形も異なり、木目も二つと同じものはありません。
例えば、「流木工房」と落款をレイアウトしてみました。皆さんはどの「文字・落款の大きさ」が適切だと思いますか?
私の答えは【1】です。【2】でも良さそうですが、実は何にもない空間も大事な役割をしているのです。文字を大きくすれば目立つように思うかもしれませんが、上品さに欠ける看板になってしまいます。いろんな考え方があるでしょうが、私はそう思います。
ただ、私はお客様のお考えを最優先に考えて仕事をしており、書体も含めて、文字の大きさやレイアウトなど複数点の画像をご提示し、「しっくり」したものを選んでいただくように心掛けています。文字のレイアウトなどが専門のデザイナーさんからの注文も多く、こちらも勉強になることが多々あります。
以上です。